2019/02/14 18:49
「山口県楠でぼくらが作った卵」を食べたお客様から、よくこんな質問を頂きます。
「なぜ楠の卵の黄身は、オレンジじゃなくて黄色なの?」
最も多い質問のひとつなので、卵に関する第1回目の記事でご紹介します。
確かに、スーパーに並んでいる卵を買うと、黄身の色がオレンジ色に近いものが多いですよね。
この違いは何によるものなのでしょうか?
黄身の色はズバリ、鶏に与えるエサによって変わります。
黄身がオレンジ色に近い卵は、パプリカや唐辛子などを鶏のエサに配合することによって、色味が調整されています。
楠クリーン村の卵は「色をつけるための素材は配合していないため、卵の黄身本来の自然な黄色になる」というのが
スーパーなどで売られている卵の黄身と色が違う主な理由です。
楠クリーン村の鶏たちに与えるエサは、3日に1回手作りしています。
主な原材料は「お米、魚のアラ、米ぬか」。
これらを煮込み、発酵させることにより、吸収率がよく栄養価の高いエサが出来上がります。
しかし、実は発酵飼料を与えているだけでは、卵の黄身は黄色ではなく白っぽくなってしまいます。
米の割合が多いので、単純にエサに含まれる色素が薄いのです。
<近隣のお魚屋さんから頂いてきた魚のアラをグツグツ煮込みます>
そこで、重要なのが「緑餌(りょくじ)」と呼ばれるエサです。
緑餌は、季節の野菜や、山に生い茂る雑草などを指します。
緑餌は、黄身の色以前に、鶏たちの健康にとっても大変重要なものです。
夏場は毎日生えてくる青草を刈っては与え、雑草の生えない冬場は白菜や大根葉等の野菜を与えています。
こうすることで、発酵飼料だけでは補えない栄養を賄うことができ、結果として黄身も綺麗な黄色になります。
<草を刈って鶏に与える。草が生える季節、毎日の日課です>
以上、楠クリーン村の卵が黄色い理由と、エサの特徴についての説明でした。
ぜひ一度、卵かけご飯でお召し上がりください。
卵のご購入は、こちら。